アパート経営の教科書

重要事項説明書はとても重要

重要事項説明書は契約前に必ず交付される書類です。しかしながら、契約前にちょっと説明&重要事項説明書の交付を受けて、さあ契約してください。という流れが多いようです。重要事項説明書には不動産についての大変重要な情報がたくさん詰まっています。しかも契約後、重要事項説明書に書かれている内容は「すべて説明済みで理解している」という扱いとなります。後々のトラブルの原因ともなります。重要事項説明書は確実に確認しましょう。

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重要事項説明書って何?

重要事項説明書(じゅうようじこうせつめいしょ)とは、重説(じゅうせつ)とも略される書類です。

不動産を購入するときに購入対象となる不動産の詳細を説明する文書が重要事項説明書です。これは宅地建物取引に関する法律で記載項目が決まっており、仲介する不動産業者はこの説明義務を負っており、宅地建物取引主任者(宅建主任者)がこれを説明します。

法的には重要事項説明書は「契約が成立するまでの間に行わなくてはならない」とされています。 そのため、不動産業者は契約の直前でも「契約が成立するまでの間」には違いないという理由で、サラっと流されるケースもあるようですが、これはとても大切な書類です。

そのため、書かれている内容をしっかりと吟味する必要があります。後々、購入した不動産について聞いてない重要な問題があってもそれが重要事項説明書に記載があれば説明を受けて納得したとみなされます。

 

最低でも契約の1週間前には受け取って内容を吟味しよう

重要事項説明書は契約と同時に説明されるというケースもありますが、書かれている内容は専門用語が多用されており、非常に難しい内容となっています。これをその場ですべて理解するというのは無理です。

業者は嫌がるかもしれませんが、最低でも契約の1週間前など物件購入を検討している段階でコピーを受け取りましょう。また、疑問点や質問点などがあれば遠慮なく業者に質問してください。この回答についても納得できなければその物件は購入すべきではないでしょう。

知らなかった、素人なんだからわからないといったような言い訳は契約後には通用しません。

 

不動産投資はちょっと怖いけど、少し始めてみたい人は不動産クラファンという選択肢も

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