
アパート経営の教科書
金利変動リスク
Realestate & Apartment Investing
アパート経営をする場合、ほとんどの方がアパートローンによる融資を受けることになるかと思います。多くの場合こうしたローンは変動金利で引き受けることが多いので、将来金利が上昇した場合、利息支払額の増大がリスクの一つとして挙げられます。
アパート経営の教科書
ローンと金利リスクは切り離せない!
超低金利時代と呼ばれてもう10年以上も経ちますが、アパート経営を行う場合ほとんどのケースでアパートローンをはじめとした融資を利用する場合、金利変動に伴うリスクを忘れてはなりません。
通常、多くの場合、アパート融資(ローン)を利用する場合は「変動金利(または固定期間選択型変動金利)」となっている場合が多いようです。(以下の参考サイトは住宅ローンのサイトですが、基本的な内容は同じです)
参考
・住宅ローンの変動金利とは
・住宅ローンの固定金利選択型とは
例えば、5000万円の融資を受けてアパート経営を始めたとします。この5000万円の融資を受けた場合の毎月の返済額を金利別に見ていきます。(元利金等返済方式・返済期間20年または30年の場合)
金利 | 2% |
4% |
6% |
8% |
月々の返済額(20年) | 252,941円 |
302,990円 |
358,215円 |
418,220円 |
月々の返済額(30年) | 184,809円 |
238,707円 |
299,775円 |
366,882円 |
以上のように、返済する金利が変動する事で、月々の返済額は大きく変化することになります。もちろん、今の金利よりも下がるのであれば、逆にメリットとなりますが、2010年の現在時点で考えますと、現時点が超低金利といえる状況ですので、今後は上がることはあっても、下がることはほとんどないと考えるべきだと思います。
つまり、今後のアパート経営を考える場合、ある程度の返済額の上昇リスク(金利変動リスク)については考慮したアパート経営計画を立てるべきだと考えます。
なお、この金利変動リスク対する対策としては以下の対策があります。
- 固定金利型・または長期の固定期間を設定する。
固定金利の場合、市場金利が変動してもアパートローンの金利に変動はありませんので、金利変動リスクはありません。ただし、その分のプレミアムが付く分、同じ時期に同じ条件でローンを借りる場合の金利は変動金利の場合と比べて高くなります。
- アパートローンを利用する割合を小さくする
借り入れを行う(融資を受ける)金額自体を小さくするというのも金利変動リスクへの対策となります。上記の例のように5000万円の借入ではなく、2000万円の借入とすることで、よりリスクを小さくすることができます。
不動産投資はちょっと怖いけど、少し始めてみたい人は不動産クラファンという選択肢も
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