アパート経営の教科書

建物・設備・耐用年数とアパート経営

アパートの物件価値として、建物や設備のグレードやその耐用年数なども価値を左右します。建物や設備のグレードが高ければやはりお客さん(入居者)の需要も高く賃料も高く設定できます(差別化)。また、耐用年数が長い(長期に運用できる)のであれば、その分、購入価格に対する最終利回りは高くなることが分かります。

アパート経営の教科書

中古収益物件を比較するときは耐用年数をしっかりとチェック

新築物件の場合もそうですが、中古物件を比較する場合は特に設備や建物のグレードや耐用年数などをチェックしましょう。

例えば物件価格4000万円、年間賃料600万円(満室時)という場合、物件利回りはなんと15%の高利回り物件です。しかし、この翌年大規模な改修が必要で、改修費用として4000万円がかかったというのであれば、改修費込みの利回りにすると利回りは7.5%にまで低下してしまいます。

この例は極端だとしても、アパート経営における「アパート自体(建物や設備)」は消耗品ですから、長期的な運用を行う倍には必ず修繕、修理、改修などが必要になります。こうした点もアパートの価値を決める要素となります。

建物の設備やグレードで価値アップ?

例えば、多少価格が高くなっても、建物や設備のグレードが上がることが長期的なプラスになる場合もあります。詳しくは「アパート経営と管理・マネジメント」の項目で説明していきますが、アパート経営というものも、需要と供給のバランスにより価格が決まるものです。
建物のグレードをワンランクアップさせる事で、入居者の需要が大きくアップするのであれば、それにより空室率の低下、家賃の値下げ圧力の低下など、最終的な利回りの向上につながる可能性もあります。

代表的なものとして

・ペット共生(ペット可物件やペットのための設備など)
・インターネット無料
・オール電化などへの対応

などが挙げられます。

 

不動産投資はちょっと怖いけど、少し始めてみたい人は不動産クラファンという選択肢も

アパート経営を始めとした不動産投資をいきなり始めてみるのは少し怖いという人は「不動産クラウドファンディング」を利用するという手もあります。リスクは投資した資金だけなので限定的です。数万円単位から始めてみることができますし、初回利用であればポイント還元などもあるのでさらにリスクを軽減できます。

ちなみに、不動産クラウドファンディングのサイトは沢山ありますが「 不動産クラウドファンディングの比較と選び方 ポイントサイト案件攻略時の注意点 」の記事で詳しく各サイトごとの特徴やお得なキャンペーンが紹介されているのでぜひ活用してみてください。