アパート経営の教科書

固定金利か変動金利か? / アパートローン比較

金利リスクの項目でも解説しましたが、アパートローンを利用する場合、ローンの借入金に対する利息を「固定金利」とするのか「変動金利」とするのか、またはミックス型にするのかといういくつかの選択肢があります。ここでは、アパートローンにおける金利の選択とリスクについて分かりやすく解説していきます。

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固定金利と変動金利はどちらがお得か?

まずは、「アパート経営と金利リスク」の項目を読んでください。

ローンという借入を行っている場合どうしても金利の変動に伴うリスクをうけることになります。こうしたリスクを回避するには、市場金利の変動により利息の支払額が変わる「変動金利」よりも、借入期間の間ずっと固定の金利でよ固定金利のほうがメリットがあると思われるかもしれません。

固定金利のメリット

  1. 借入期間中に金利の変動がないため、金利リスクの影響がない
  2. 将来的な返済額が借入と同時に決定されるため、長期間における返済計画がたてやすい

固定金利のデメリット・リスク

  1. 借入の後に金利が下がった場合、相対的に高い利息を支払い続ける必要がある。
  2. 同じ時期に借入をする場合、変動金利の支払利息より固定金利の支払利息のほうが高い(プレミアムがある)

たしかに、現在のように歴史的な低金利水準が続いている状況では、固定金利のデメリットである「借入後の金利が下がる場合」というのはなかなか考えられません。
その代わりといってはなんですが、これ以上下がらないということは金融機関側も理解しており、「同じ時期に借入をする場合、変動金利の支払利息より固定金利の支払利息のほうが高い(プレミアムがある)」と指摘したように、2010年現在、アパートローンや住宅ローンなどを借りる際、固定金利で借りた場合は変動金利で借りた場合よりも高い利息を支払う必要があるという条件になっています。

つまり、将来の金利変動リスクを、銀行側が加味して固定金利のものにプラスしているのです。将来金利が上昇すると判断しているのであれば、固定金利がお得ということになりますが、変動しない、または変動してもごくわずかという場合であれば変動金利を選択しておくほうが結果的にはお得ということも十分に考えられます。