アパート経営の教科書
サブリース契約のリスクを分かりやすく説明してください。
サブリース契約に関するQ&A集
現在アパート投資を考えているのですが、サブリース契約が可能な業者とそうでない業者の二つから営業を受けています。できるだけリスクをとりたくないのでサブリース契約がいいのかな?と思っているのですが、サブリース契約自体のリスクというものはあるのでしょうか?
アパート経営の教科書
回答:サブリースにはサブリースなりのリスクがあります
サブリース契約の場合確かに「空室リスク」については業者側が負担するのでそのリスクは小さくなります。もちろん、このリスクは業者側が負うことになり、それ相応の手数料は「リスクプレミアム」として取られてしまうので総手取りは小さくなってしまいます。まあ、その手数料は保険として考えればいいかな?というご意見でしょうか?
しかしながら、サブリース契約を利用するにはサブリースとしてのリスクがあります。
- 業者の破綻リスク
サブリース業者自身が破綻してしまうリスクがあります。この場合、一部の賃料が支払われない可能性があります。(関連:サブリース契約を結んでいる会社が倒産した場合)
- 賃料引き下げ要求リスク
サブリース業者はサブリースで利益を上げなければいけません。そのため、「賃料収入>オーナーへの支払い」であり続ける必要があります。仮に「賃料収入<オーナーへの支払い」となった場合、ほぼ例外なくオーナーへの支払いを減らすように要求されます。(関連:家賃額の引き下げを求められました)
- 建築費が高くつくリスク
建築とサブリースを同時に提供するような業者にありがちなパターンです。サブリース契約は非常に魅力的にできていますが、アパート建築費が異常に高かったり、その後の修理保全などのメンテナンス費が多くかかるようなケースがあります。
こうしたサブリース契約のリスク・問題については「サブリース契約で本当に大丈夫?」などの記事でも問題点が指摘されています。
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